甲状腺は喉仏のすぐ下にある器官で、身体の代謝に関係のある「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
この甲状腺に異常が起きてしまうのが甲状腺疾患で、主に甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症（バセドウ病など）と、甲状腺ホルモンが不足する甲状腺機能低下症（主に橋本病）があります。
また、首にしこりがある、腫れているなどの自覚症状がある場合は腫瘍ができている可能性があります。

どれも触診や血液検査、エコー（超音波検査）などによって診断しますが、当院ではいずれも院内で行うことができるため検査のためにわざわざ大きな病院に行く必要はありません。特に甲状腺のエコーは甲状腺疾患に関する専門性が高い医師でないと、病気を見つけられないこともありますので、必ず専門医がいるクリニックに相談するようにしましょう。

以下に1つでも当てはまる場合には 甲状腺の病気かどうか一度は検査することをおすすめします。

甲状腺疾患の症状は他の疾患の症状と同じようなものもあり、また重症化していない段階では「ただ疲れているだけ」「体質だから仕方ない」と放置してしまうことも珍しくありません。
甲状腺疾患は積極的に検査を受けなければなかなか発見できませんが、発見できればほとんどの場合治せる病気です。上記に一つでも当てはまる方は、念のため一度は検査を受けておくようにしましょう。

女性の患者さんは、甲状腺に関する症状があっても、なかなか相談しづらいことも多いようです。
当院は女性医師がおりますので、ご希望される方は電話で予約される際に女性医師の診察を受診する旨をお伝えください。

なお、不妊の原因を調べてみたところ、甲状腺疾患が見つかったという方は珍しくありません。あるいは、数値は正常な範囲内でも、もっと改善することで妊娠できる方もいらっしゃいます。
当院は不妊の専門的な治療を行っているわけではありませんが、不妊で悩んでいる方の甲状腺を詳しく調べることは可能です。
不妊の原因がわからず悩んでいる方も、お気軽にお越しいただければと思います。